地元の映画館の記事がアップされていて、とても懐かしかったです。
『リュミエールの翼』を描いた時、ここを取材させていただきました。
映写機がフィルムを一本に繋いで上映するタイプで、少し変わった形をしていたのが印象的でした。
二本立て三本立てでたくさんの映画を観ました。
「見たい名作をやっているから行く」のではなく、「なにか映画でも観たいなあ」と言う日、たとえなにを上映していようがそれを観る、と言う日常。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ボルケーノ』『ザ・ロック』…
でも記憶に残っているのは封切りの邦画です。
『バトル・ロワイアル』の時は、若いカップルや学生さんで一番混んでいました。
『デビルマン』を見終わったあと、外で放心したようにタバコを一服している男の人が何人もいました。
入って右手、一番スクリーンを見やすい場所があったのですが、
空いた映画館でみながその席に座るので、広い館の中でその席だけがこわれている。
でもいつもその席に座ろうとしてしまって、
「あ、こわれてるんだった」とがっかりする。
『MASK』と『酔拳2』の同時上映。停めてある自転車が、観客層を想像させます。
取り壊しの時に通りかかり、また写真を撮らせていただけないかどうか頼んでみたのですが、その場にいたのは業者さんだけで、許可されませんでした。