観劇

『PLUTO』東京公演、千秋楽前日の夜の部を見てきました。
とても豊かな時間を過ごさせていただきました。

岸さんの台本で意識されていたのかどうかはわかりませんが、あらためて
原作漫画と舞台版には、ギリシャ悲劇的な世界観があるのかもしれないと思いました。
ボラーって破壊の神みたいだと…

pluto

柄本明さんの天馬博士が諦念に満ちていてとても良かったです。
なにかを追い求めて追い求めてその先に燃え尽きてしまったものの、その佇まいが深い傷を真に癒やすという不思議な矛盾。

あと「Dr.ルーズベルト、君そんな声だったのか!」と思ったり(笑)。
いっしょに観た友人と帰り道、「どこかで聞いた声だよね…」と思い出そうとしていたのですが果たせず、
家に帰って寝床に入ってからようやく気付きました。
「あ、バ○キ○マ○だ!」
微動だにしないキャラクターなのに、最後ああなってもしょうがないな…と感じさせる可愛らしいいやらしさがあふれていて好きになりました。

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