没後20年展 三原順復活祭

2014_mihara_jun

大好きな米沢嘉博記念図書館で、三原順先生の展示会がなされるようです。
くわしくはこちら
この展示場所は、一見こじんまりしているのですが、ロッカー形式で平面から立体まで非常に工夫をこらした配置がなされていて、見かけによらず多数の展示物を観ることが出来ます。
(展示物の充実度合いは、私の気のせいかと思っていたのですが、実際に手がけていらっしゃるヤマダトモコさんによると、ロッカーの中の全てを普通に壁展示すればちょっとした広さのイベントスペースを埋められるだけの量なのだということで、やはり、という感じでした。)
しかもそれが無料(ここ肝心)です。

思えば私は今までの人生で2回だけ、個人的な理由で漫画編集部さんに電話をかけたことがあって(本当はいけません)、その両方ともが三原先生に関することでした。
小学校6年生の時に一回、チェリッシュギャラリーに入っている複製原画が一枚足りないような気がして、ドキドキしながら初めて電話をしました。
花とゆめ編集部の方はとてもていねいにやさしく説明して下さって、私の勘違いだったということがわかったのですが、電話を切ったあと、恥ずかしいのと嬉しいので躍り上がったら鴨居に頭をぶつけてとても痛かったことを覚えています。(次に買ったチェリッシュギャラリーではよりわかりやすくなっていて、私の電話を取り入れてくださったのかなあ、と思いました)
次に電話をしたのは、出勤してきたアシスタントさんから「電車の中で見かけたスポーツ新聞に、三原先生が亡くなったって書いてあったような気がしたのだけど」と聞き、まだネットなどない時代、どうしても真偽を確認せずにはいられずに(本当はいけません)、お電話をさせていただきました。漫画家だとも言わなかったのですが、若い女性の編集の方が「本当のことです」とていねいに答えて下さいました。その節は本当にありがとうございました。

三原先生とその作品は、「好き」と言う言葉を超えたなにか特別なものだと感じています。
このようにイベントを形作ってくださったファンや記念図書館のみなさまに感謝します。

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